カナダドル

アメリカの北に位置している国であり、カナダドルは日本人に人気の高い通貨でもあります。カナダ経済を支えているのは天然資源であり、とくに天然ガスの産出量は世界でもトップクラスに位置しています。カナダドルは、「通貨の優等生」とも呼ばれており、これまで、大きな経済事変があったときでも安定した通貨として投資家の信用を勝ち取ってきた歴史があるのです。
しかし、カナダはアメリカと国境を接しています。アメリカとの経済関係も強いため、どうしてもアメリカ経済の影響を大きく受けてしまいます。つまり、リーマンショックの影響が非常に大きかった国と言えるんですね。リーマンショック以降、カナダドルの日本円に対する価値はかなり下落してしまったため、現在はその反動を少し見せる傾向にありますが、もはや通貨の優等生としての信用は失ったといえます。
ただし、経済基盤が比較的しっかりとしており、アメリカ経済の回復とともにカナダドルも回復をするはずですので、今後に期待が持てる通貨とも言えるでしょう。また、カナダドルの動向を見極める上で大切なのが「失業率」です。移民を積極的に受け入れる国でもあるため、失業率が上がりやすいという問題を抱えていますので、失業率の動向によってはカナダドルに対する信用にも多少の変化が見られることになるのです。
なお、長期的なスパンで見るなら、カナダドルは魅力的な通貨の一つと言えます。日本との経済関係はそれほど強くありませんが、アメリカを経由して経済影響がみられる国ですので、「日本円⇔米ドル」の関係を見ることで、間接的に「日本円⇔カナダドル」を見ることが出来るんですね。